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浜松市はどうやって大河ドラマを誘致したのか?

time 2016/12/06

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一度、大河ドラマの舞台に決定するとそのご当地への経済効果は目を見張るものがあります。日銀静岡支店の試算によると2017年の井伊直虎による経済効果は179億円、放映により関連地域を訪れる増加客数は約194万人を見込んでいます。(ちなみに浜松市の人口は80万人)

まさに大河ドラマは地域を活気づけるための、もってこいのアイテムなのです。
では浜松市はどのようにこの大河ドラマを誘致したのか?ちょうど今月の「広報はままつ」にその答えとなる興味深い市長のコラムが載っていたので紹介したいと思います。

井伊直虎公が大河ドラマの主人公に決定してから、多くの首長から「浜松市は、どうやって大河ドラマを誘致したんですか?」と尋ねられるようになりました。全国の自治体では、大河ドラマをめぐって、し烈な誘致合戦が繰り広げられています。中には、何年も陳情を続けているという自治体もあります。

思っていた以上に全国の自治体で誘致合戦が過熱している現状が伺われます。

実は私たちも、昨年の「家康公400年記念事業」を実施するに当たり、川勝知事を先頭に、関連する自治体の首長や経済界の皆さんと大陳情団を結成し、大挙してNHKへ乗り込み、家康公を大河ドラマで取り上げてくれるようにお願いをしました。しかし結果は全くダメでした。

ええ!NHKに乗り込んでいたのかっ(; ゚ ロ゚)!そして全然だめだったのか!
じゃあなんで決定したのかと思い続きを読んでみると

逆に今回の直虎公の場合は、大掛かりな陳情など全くしませんでしたが、いつの間にか放映が決まっていました。

強いて言えば、引佐地域の皆さんが、長年にわたり直虎公の偉業やストーリーを、大切に守り続けていたことが決め手となりました。その直虎秘話がNHK側に伝わり、ドラマの制作方針にピタリはまったというのが真相のようです。

原文:市長コラム(広報はままつ2016年12月号)
という事だったのです。確かに!今回の直虎が決まってから引佐地方の事を調べてみると久留女木の棚田や伝統芸能であるひよんどり、おくない等を守り伝え続けている人々の姿が多く目に留まりました。大河ドラマに決まるずっと前から直虎と関わっているという地元企業もいます。一時の猛プッシュより地元に根付いた歴史を長く大切に守り続けてきた人がいたためというのが真相だったようです。(あとはNHK内部の意向

まとめると 大河ドラマを誘致するためには
>NHKに猛プッシュしてもあまり効果はない。
>地域の伝承や文化を地道に伝えづづける活動が功を奏す。
>運よくNHKの制作方針と合致する。

が大切なようです、2番目の地域の歴史や文化を伝えるという活動はなかなか地味ですぐには評価されにくい事かもしれませんが今回の事がきっかけで日本各地の埋もれている伝承や由来が再発見されると第二、第三の直虎がでてくるかもしれませんね。

それではきょうはこの辺で~

閲覧ありがとうございました。
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