2016/12/06
全国各地から井伊へ農民が集ま始め綿栽培も軌道に乗ってきたころ直虎の元へ家臣があるものを献上します。それは
火縄銃
火縄銃は「種子島」と呼ばれており「敵に近づくことなく敵を倒すことができるもの」として当時最先端の武器でした。家臣中野は直虎に戦に備えてこの火縄銃を複数購入することを勧めます、しかし台所事情が厳しい井伊、到底購入はできませんすると直虎は「なら作ってしまえばいい!」という持ち前のやってみなければ分からぬ精神で火縄銃の作成に乗り出しさっそく鍛冶で有名な井平に作成の依頼を出します。
いっぽう井伊家領内では直親(亀之丞)としのの息子虎松(のちの井伊直政)の教育方針が問題となっています。虎松は人見知りで遊びの五目並べで周りの子供達に負けてしまうと手習いに来なくなってしまいました。
それを見て怒ったのが直虎家まで押しかけて「悔しくないのか!」と発破をかけます。しかしそれに対して虎松の母親であるしのは「虎松が気に入らないのなら自分で産んでみてはどうか」と冷たく切り返します。(怖い(笑))
しのに会うと虎松と話し合うことができないので直虎はこっそり夜中に虎松の所に忍び込みます。直虎は虎松の父直親と幼馴染だったことを教え虎松の本音を問うと
「勝ちたい勝って父上のようになりたい」
と虎松は直虎の思いに答えました。そして直虎に反発するしのに対しては周りの者はこう言います。
「直虎様は虎松様の母親にはなりません、なるとしたら父親です」
しのもその言葉と虎松のやる気がでたことがきっかけで五目並べで勝たせるため数日の間虎松を直虎に預けることを了承します。勝負の日、虎松はやはり年上の子供相手に負けてしまいます、しかし泣きわめいたりせずに「もう一度、もう一度」と勝てるまで勝負を挑み続けました(この姿は直虎が子供のころ駿府で蹴鞠の勝負をして勝つまで諦めなかった姿に重なるものがあります。)
虎松の性格が粘りず良いものに変わってみんながホッとした矢先に火縄銃が消えてしまうという事件が起こりました。没収したのは小野政次(但馬守)
今川がこの事を知ったら井伊に反逆の意志があるとみなすことになる、そんな事も考えないなんてなんて脇の甘い女だ!
と直虎に対して改めて後任を降りることを求めたのでした。
【感想】
直虎に出てくる子役はみんな演技が上手いですね。虎松を演じたのは寺田心くんTOTOのCMでばい菌の親子を演じている今引っ張りだこの子役さんです。(公式のインタビューはコチラ)虎松が囲碁勝負を何回も挑み続ける様子は直虎の子役時代を強く連想させます、母にならず父になる直虎は虎松がより強くなることを望んでいる一人でもあります。
そして火縄銃を没収した政次の気持ちにも同感。深く考えないで行動してしまう当主の尻ぬぐいをさせられているという感じでしょうか、父と同じにならないと誓ったはずなのでどうしても同じにならざるをえないという心情が伝わってきました。
※出てくるセリフは要約もあります。あしからず
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