2016/12/06
戦場から瀕死の状態で戻った龍雲丸。直虎は必死の看病を続けます。
力が弱く薬を飲み干すことができない龍雲丸に直虎自ら口移しをするまで行います。
直虎が死んだ者に向けて歌うような経を上げているとその声を聞いて龍雲丸は目をさまします。
龍雲丸の回復に喜ぶ直虎。そんな様子を見た南渓和尚は気賀の城も政次も失った直虎にとって龍雲丸を守りきれたことは大きな支えになると確信します。
目覚めた龍雲丸は薬が苦すぎて飲み干すことができません、意識を失っているときもこの薬を飲んでいたことを知ると龍雲丸は疑問を口にします。
「片口でなけりゃあ俺はどうやって飲んだんですかね？」
周りの者は顔を見合わせます、直虎は慌てて「和尚様が口移しで飲ませた」と嘘をつきます。それを真に受けた龍雲丸の様子に直虎を含めたみんなが大笑いをします。政次の死から一度も笑ったことがない直虎の顔に笑顔が戻りました。
幼い虎松と亥之助（政次の弟の息子）は二人で碁を打っています、しかしなかなか勝負は進まずそれは二人が政次から碁の手ほどきを受けたから。。。そんな様子を聞いた家臣の中野は直虎にそっと一言。
「残念ながら皆の中にも、そして虎松様の中にもしぶとく生き続けましょう」
中野なりの皮肉のなかに直虎を思いやる心がこもります。
気賀での敗戦の後それぞれの心に変化が訪れます。
商人方久は気賀の民を守れなかったことを彼なりに反省をし戦道具ではなく薬を売ることに商機を見出します。
「薬をうります。ないところにはばらまき、有るところからはぶん取ります」
家康はと言うと勝利のため罪のない気賀の民を惨殺したことに心をいため密かに今川氏真と密会。和睦を結びついに遠江全域を治めることになったのでした。
【感想】
直虎の顔に笑顔が！！政次の死からの立ち直りのきっかけは龍雲丸の存在だったんですね。そしてここで口移しをぶち込んでくるとはさすが！（笑）史実には存在しない龍雲丸という男は今後直虎の生涯にどのように関わってくるか大注目です。
※出てくるセリフは一部要約もあります。あしからず
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