2016/12/06
武田が今川を北から攻めようとする中、直虎は家康に上杉と手を組むように進言、しかし時を同じくして家康の元へ武田から今川攻めの誘いが来てしまいます。
今川が攻められるという事は井伊が戦場になることを意味し、なんとかしてこれを避けたい直虎に家康の家臣は井伊は徳川に付くのか?と確かめます、そしてさらに
忠誠の証として虎寅松の母親しのを人質として差し出せと要求。
直虎の行動がまさかの思いもかけない苦境を生み出してしまいます。直虎は他に方法がないからとしのに頭を下げて人質として曳馬の松下に嫁いでくれと頼みます。
しのはそれを聞いていつものように直虎の考えの足りなさを怒りますが最後はケロリとしたように
「で、虎松にはなんと言えばいいでしょうか?」
と虎松を残し松下に嫁ぐことを了承します。直虎は驚くと同時に強い感謝をしのに感じますが、取り残される事になった虎松は一人大反対します!
「答えは一つではないから」と母が人質に行かないよう様々な手を探しますが結局は無駄に終わってしまいます。そんな虎松をなだめようとするしの。
「母はやはり行きたくなってしまったのです」
うそじゃぁ~と泣きわめく虎松に向かい
「虎松は母の宝ですだからこそ母が嫁げば井伊に味方ができます、母は虎松にたくさん味方を作ってやりたいのです」
と涙ながらに説得します。(ここの虎松演じる心くんとしの演じる貫地谷しほりの演技が絶品です。離れ離れになる母と子の悲しさが伝わってきます。)
>映像で見たい方はコチラのNHKのダイジェスト動画からちょうど2:00ぐらいの所からです。
一方直虎はしのを差し出す代わりに一つの約束を家康に取り付けます。それは家康が今川領すなわち井伊を攻めてきた場合に井伊は抵抗はしないが味方もしない、
「井伊の目指すところは民百姓一人たりとも殺さぬことじゃ」
と言い放ちます。来るべき戦に備えて愛するものを守るべく自ら動く女性たちだったのです。
【感想】
史実として虎松の母が松下に嫁いだことは知っていましたが、そこに焦点を当ててここまでじっくり放送するのはさすがだなと感じました。歴史上では「虎松の母が松下と再婚」という一文で終わってしまう部分ですがその背景には母と子の涙の別れがあったのでした。
※出てくるセリフは一部要約もあります。あしからず
このブログは井伊直虎ゆかりの地 静岡県浜松市の印刷屋ワイピーピーの公式ブログになります。