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第6回「初恋の別れ道」ざっくり大河直虎あらすじ

time 2017/02/13

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おとわ(次郎法師)に強く還俗を勧めた亀之丞(直親)しかしおとわの出家は今川による井伊の本領安堵の条件となっているためこれを破ると今度は今川から井伊にどんな要求があるのか分かったものではありません。始めは断るおとわでしたが、亀之丞は諦めずにおとわが死んだことにすればよいと提案します。

亀之丞の提案に悩むおとわ。。。そんな時に南渓和尚がこんな昔話をします。「昔、超という国に王様がいてその王は中と伯という二人の大臣に二つずつ饅頭を与えた、二人ともまず一つ目はその場で食べた、そして中大臣は残りの一つを飢えた子供に与え、伯大臣は常に大切に持ち歩きついにはカビさせてしまった。さて王様はどちらの大臣を続けさせたと思う?」
子供に饅頭を与えた中大臣だとおとわは即答しますが南渓和尚の答えは饅頭をカビさせた伯大臣!南渓和尚は理由を語りませんがこの話は強くおとわの心に残ります。


>ちなみに直虎の舞台の浜松市には今日ドラマで出てきた茶色の饅頭を連想させる名物があります、それは「みそまん」黒糖の皮に餡が包まれた素朴な味で浜松周辺の色々なお店が特色あるみそまんを販売しています。参考URL

亀之丞の提案を決行する日、おとわは亀之丞に向かってやはり自分は還俗できないといいます。なぜなのか、それは自分と亀之丞は南渓和尚の言う2つの饅頭だからおとわは言います「2つの饅頭を一度に全部無くしてしまうと将来必要になった時に困ってしまう、だが1つ残しておくとそれは役に立つことができる」カビた饅頭というのは何もなく平和に過ごせたという証だから自分は井伊の為にカビた饅頭になりたいと言います。

亀之丞はこの言葉にびっくりし、おとわの竜宮小僧になる(亀之丞を陰で支える)という約束にも通じる自己犠牲の精神に心打たれ思わずおとわを抱きしめます。
そしてその後亀之丞はおとわに未練を残しながらも家臣筋の奥山家の娘と結婚することになるのでした。

【感想】
今回のキーアイテムは饅頭でした、そしてこの饅頭の話を聞いて一番初めに私が思い浮かべたのがペンギンの2個の卵!!ご存知の方もいるはずペンギンは通常2つの卵を産みます。しかし育てるのは1つの卵のみなぜなら2つ目の卵は1つ目の卵になにかあった際の保険なのです、自然界にもこんな厳しい掟があったのですね、それを地でいく直虎です。今日は直虎(おとわ)のこの行動は「カビた饅頭」という比喩で表されていますが物語を通しては竜宮小僧(村人を助け最後には死んでしまったという小僧の伝説)という言葉で表されています。自分のためではなく常にみんなを思いやるそんな直虎の思いの原点が表現された回でした。

閲覧ありがとうございました。
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