第26回「誰がために城はある」ざっくり大河直虎あらすじ

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直虎が今川に許され難を乗り切ったかと思いきや龍雲丸達の取り巻きが突然直虎の元に抗議にやってきました。

「恩を仇で返すのが井伊のやり方か！！！」

龍雲丸達は前回の件で井伊に戻された材木が気賀に城を建てるために使われると聞いて怒り心頭だったのです。気賀はもともと商人たちが銭を治めて自治を買い取っていた土地、その場所に城が建つとなると自由な商いが難しくなります、気賀を拠点にしていた龍雲丸達にももちろん影響があります。

今川は自分の忠実な国衆の大沢基胤に気賀の城を治めさせようと目論んでいます。
（大沢氏に関してのNHKの解説はコチラ）

一方気賀の商人たちも大沢に付くものと断固として城の建設に反対するものとで真っ二つに別れます。井伊は今川からの下知に逆らえない身、現状からは城の建設に賛成するしかありません、しかし大沢が強固に反対する龍雲丸達に武力を辞さない姿勢を見るともうじっとしていられません。そんな姿の直虎に政次は

「お前はいったい何処の領主なのだ！！」

とイライラしたように怒鳴りつけます。直虎が井伊のためではなく龍雲丸達のために危険に突っ込む姿を見ていられない様子です。しかし直虎は「下知には逆らわぬ」と言い、気賀の商人たちを言葉巧みに集めることにします。

直虎の説得により商人達にはなんとか城を建設させることに賛成させることはできたのですが龍雲丸は一人強固に反対します。というのも龍雲丸の両親は城を守って死んだ身、そのようなものが気賀に再び出来るのが許せないのです。城主次第で城は変わるという直虎に龍雲丸は怒鳴ります。

「じゃあ、あんたがそこの城主をやんのかっ！」

（フラグがたった！？）言葉に詰まる直虎、井伊の家臣達からももう龍雲丸とは関わるなと言われてしまいます。そこへどこからともなく奇妙な一声が

「カーン」

方久が銭の匂いを嗅いで叫んでいます。（方久は以前から自分は銭の匂いがするとカーンと鳴くと自己主張しています）口を開いた方久は、逆に龍雲丸ともっと関わればいい、大沢に自治を取られたくない商人達は井伊に味方するはずだから、大沢の代わりに城の城主になれると言うのです！！

思ってもみない提案に直虎は唖然、龍雲丸の挑発が現実味を帯びてくるのでした。
【感想】
井伊を守るということは他の者を切り捨てること、しかしそれが出来ない直虎は自ら危険に飛び込みます、そんな直虎の姿に政次はハラハラしっぱなしです。策は尽きたかと思われたときに鳴り響く方久の「カーン」という鳴き声がいい仕事してます（笑）

※出てくるセリフは一部要約もあります。あしからず