2016/12/06
政次(但馬)が井伊谷城を開門した際に降り注いだ矢。この矢は政次(但馬)が放ったものだと近藤から難癖をつけられ結託をしたとして直虎は牢屋に入れられてしまいます。
夜、直虎が閉じ込めれている牢にそっと家康は現れます、すると何も言わず突然の土下座。
その土下座はどんな意味か、あなたに出来ないことはないはず！？
と叫ぶ直虎を前に土下座しながら後ろに後ずさりながら脇に消えていきます（この時の動作が虫のようでまさに阿部サダヲさん調。シリアスな場面なのに笑いを誘います）
なつと語らう政次、昔井伊に検地が来たときも先代に罪を擦り付けられたと自嘲気味に笑いながら話します。
（↓その時のあらすじはこちら）
また浜松川名地方に伝わる伝統芸能「ひよんどり」を引き合いに出し今の自分の状況を語ります。
※ひよんどりは冬冷水で身を清めた若者たちが境内に入る際に松明の炎で煽られる場面が有名な祭りです。
政次「この寒い中水に入れられ日に当てられ。さんざんな、ハハッさんざんな」
場所は変わり和尚は牢屋で但馬（政次）の無実を説く直虎にそっと諭します。
「落ち着け！井伊のために何をなすべきか落ち着いて考えるのだ」
この言葉に周囲の者は和尚は政次を見捨てるのかと思いましたが和尚は「政次が死ねばあれ（直虎）は死んでしまう」と言い密かに二人を気賀に逃がす手はずを整えるのでした。
しかし！！
政次は逃げることを断ります。和尚の言葉を借りると
「本懐ゆえ戻らぬそうじゃ」
※本懐とは本望、本来もっている願いという意味です。
政次は自分の役割について語ります。
「井伊に嫌われいいの仇となる、恐らく私はこの為に生まれてきたのだ」
政次の選択を信じられなく取り乱す直虎に龍雲丸は政次の本心を伝えます
「井伊ってのはあんたなんだよ、あの人の言うあんたっていうのは井伊ってことなんだよ！」
この言葉にハッとなる直虎。ある大きな行動をする決意をするのです。。。
政次が磔になる日がやってきます。最期を見届けようとやってきた直虎。。
処刑人が一斉に槍を構え貼り付けにされた政次に突きつけます、その時
直虎は槍を奪いなんと！
自分の手で政次の心臓に向かって槍を突きつけます！
直虎「地獄へ落ちろ小野但馬
日の本一の卑怯者と未来永劫語り継いでやるわ」
震えながらしかししっかりと政次を見つめながら心にもない言葉を言う直虎
愛する者に槍を突きつける直虎に政次は直虎の真意を受け取ったような笑顔で荒い息遣いの中答えます。
「笑止、、未来などもとより、、おなごだよりの井伊に未来などあるものか
やれるものなら、、やってみろ。。。地獄のそこから見届け、、、、グフっ。。。（血を吐き息絶える）」
お互いに見つめ合ったまま政次は息を引き取りました。
政次の最期の歌が映し出されます。
白黒とつけむと君をひとりまつ
天（あま）伝う日を楽しからずや
天＝尼（あま）、白黒＝二人で打った碁
こうして政次は最期を告げました。
【感想】
まさか、まさか政次が直虎の手によって直接殺されるとは思っていませんでした。今までの井伊家男子の死すべてが直接の描写なしでのナレ死（ナレーションによる死亡告知）だったため政次の最後はとにかく際立っていました。ネット上ではこの場面を「究極のラブシーン」などと表現されかなり多くの人の心に残っているようです。
磔の刑は何回もさされなかなか簡単には死ねないと言われています、そんな中直虎は人の手ではなく自分の手で政次の心臓を一突きにして最後を終わらせたのです。
並大抵の精神ではできません、恐らくこの場面は直虎の一生に大きな影響を与えていくでしょう。しかし本当に演出がよかった！政次やくの高橋一生さんの演技も圧巻で今年の大河を見てよかった！と強く思いました！
※出てくるセリフは一部要約もあります。あしからず
閲覧ありがとうございました。このブログは井伊直虎ゆかりの地 静岡県浜松市の印刷屋ワイピーピーの公式ブログになります。
