2016/12/06
商人の町である気賀に綿花を売りに来た直虎は異国の商品に気を取られているうちに銭袋を子供に盗まれてしまいます。慌てて追いかける直虎、とうとう泥棒の隠れ家まで付いていってしまいます。
隠れ家を知られた泥棒達は直虎を気絶させ捕らえます、目を覚ますとそこには以前逃げられた盗賊の龍雲丸が!そうここは龍雲丸達盗賊のアジトだったのです。
隠れ家を知られた盗賊たちは直虎の処遇を決めかねます、そこで龍雲丸が冗談のように一言
「じゃあ俺の女にでもすっか!」
(↑こちらの写真は現在の気賀の関所。大河ドラマ館の真横にあります。)
一方井伊では当主である直虎がいなくなったことで大騒ぎ家臣の中野は一人冷静な政次に嫌味を言います。盗賊たちから身代金を要求された井伊の者たちは政次のアドバイスから金の受け渡しの際に盗賊を捕まえるという計画を立てます。
一人になった後不安そうな政次は「念のため和尚様に相談するか」と独り言を言います。
捕らえられた直虎は龍雲丸と向かい会い、なぜこのような事をするのか、なぜ盗みをはたらくのかと問いただします。龍雲丸はそんな直虎に
「領主なんて大泥棒じゃないか」
と言い放ちます。直虎が自分の土地だと思っているものは元をたどれば誰かから奪い取った物、その土地を使って百姓から年貢を取り上げる井伊は泥棒だと。この言葉に直虎は衝撃を受けます、今まで思ったこともない考え方だったのです。直虎はこの発言に何日も頭を悩ませることになります。
そして身代金の引き渡しの日当日。中野は家臣を引き連れて直虎を助けに行きますしかしそこには直虎だけで盗賊団の姿が見えません、「しまった!」と思う中野、彼らの狙いは金ではなく中野達が乗ってきた馬だったのです。急ぎ馬のところに戻りますが間に合いません。意気揚々として馬を奪う盗賊団。
そこへ一本の矢が
矢を放ったのは南渓和尚から派遣された傑山、見事に盗賊団を追い払ったのでした。無事に井伊に戻る事ができた直虎、南渓和尚から無事の知らせを聞いた政次はホッと一息。そんな様子を見た和尚はボソリと
「いつも浮かばれないのう」
と呟きます。「領主は泥棒」という言葉に引っかかる直虎はこっそり龍雲丸を呼びつけます。そこで彼に材木の商いの為の木を切る仕事をしないかと誘いをかけます。なぜ自分にそんな話をするのかと驚く龍雲丸に直虎は言います。
「領主は泥棒と言われない行いをするためだ、つまるところは己のためじゃ」
直虎のこの考えを面白いと思った龍雲丸は仕事を請け負うことにします。
【感想】
う~ん少女マンガ!!脚本家曰く「ベルばら」の世界観が入ってきました。(ベルばらの如く主人公の周りに色々なタイプの男性が多く登場する模様です。)今回全然大河ドラマぽさはなくベルばら感満載でしたがなかなか視聴者には評判がいいようです。今までにない新しい視聴者層を取り込んでいるのでしょうか。でも漫画を見てるみたいで面白かったです!
※出てくるセリフは一部要約もあります。あしからず
閲覧ありがとうございました。このブログは井伊直虎ゆかりの地 静岡県浜松市の印刷屋ワイピーピーの公式ブログになります。